2021年の街のはなし

今年は、いつもの11名のインタビューに12名を加え、100名のインタビューを達成する予定、8号と9号に収録し、その2冊を1月に発刊し、「街のはなし」を完結します。今年度はこれまでの8年間の蓄積を振り返る一区切りの年です。

100名の多世代にわたる「街のはなし」のオーラル・ヒストリーには、60年代終わりの街の造成時代から現在までの半世紀以上のまちづくりの様子が住民の声でつづられています。

その過程での住民の皆様の努力、協働、街への想いと愛情は、舞台となるたまプラーザ以外の街の未来にも役立つものだと思います。

「街のはなし」は2014年に、谷山恭子がアート・プロジェクト、Lat/Long projectの一つのブランチとして立ち上げました。Lat/Long projectは、「わたしたちの日常に感謝し、いつもとかわりない日々を祝福するプロジェクト。」として、2011年の震災直後に谷山がひとりで立ち上げたプロジェクトでした。始まりはオーストリアの山中、そして墨田区の墨東エリア、名古屋の長者町、たまプラーザなどでインスタレーション作品として展開され(2011-2014)、その後「One’s Ubiety ある人の所在」(55名の所在 2013-2015)という個人の記憶を地図と文章でアーカイブするプロジェクトへ発展、2014年から「街のはなし」という形で継続してきましたが、今年で10年目。100名のインタビューを区切りに、谷山恭子のLat/Long projectも一旦活動をお休み。谷山は「街のはなし」での経験を生かし更に活動を継続中です。

協賛:ハウジングアンドコミュニティ財団 みど*リンク ヨコハマアートサイト

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